永遠の仔(二)秘密 天童荒太

永遠の仔〈2〉秘密 (幻冬舎文庫)

永遠の仔〈2〉秘密 (幻冬舎文庫)

一巻を読んだところでした「優希に誰が何をしたか」という予想は違うかもしれないと思えてきた。父親が怪しいというのはまだ残るけれど、母親の志穂もこの上なく怪しくなってきた。火傷の少女の話が余計に自分にそう思わせる。総じて、家庭の問題と言ってしまえば、そうなんだろうけれど。
そして第二の事件が起きた。同一犯だと考えると、やはり優希が一番怪しく思える。で、次が聡志。その次が梁平。梁平が事件に身が入らないのは、火傷の少女の母親が虐待していたからだろうか?それとも優希が怪しいと思っているからだろうか?それとも・・・。今のところ自分は笙一郎に一番近づきやすい。
最後の方では、奈緒子が流産、優希の家が火事と悲劇が続いている。